Kobolds Ate My Baby! その後

(どこかのダンジョン1レベルの最奥部、玉座の間)
コボルドの将軍(以下将)「トーグ国王陛下に謁見を申し出たコボルドは前に!」
全員(以下全)「トーグ国王陛下ばんざぁい!」
コボルドのメーポ(以下メ)「トーグ国王陛下にご報告いたします(全:トーグ国王陛下ばんざぁい!)。年越しゲーム会に持参するネタの用意は整いつつあります。」
トーグ国王陛下(トーグ国王陛下ばんざぁい!、以下王)「うむ、大儀である。して準備は如何ほど進んだのだ?」
メ「お恐れながら、KAMB!のルールブック約20ページ分をサマリーにいたしました。50ページありますから現在までで大よそ半分です。」
王「うむうむ。ところでKAMB!のキモであるチャートはキチンと訳すのであろうな?もちろんチャートとはKOBOLD HORRIBLE DEATH CHART(TM)のことだが」
メ「え。…そ、それは、それだけは、お、恐ろしくて到底できません(ぶるぶる)」
(メイヤーはメーポの臆病な行動に対してKOBOLD HORRIBLE DEATH (TM) のチェックを命じた。コボルドの勇者は"恐れ知らず"でなければならない。臆病はヴォア神の怒りに触れるのだ)
(メーポはチェックに失敗した。プレイヤーは2d6する)
メ「あれ、この足元の赤いボタンは何ですか? さっきまで無かったけど」
王「ちょっとばかし早いが、そちにクリスマスの褒美を取らす。押すのだ」
メ「わーい!(ぽち)へ、きゃぅぅぅ〜んっっっ…」
(メーポは素っ頓狂な叫び声をあげつつ床に開いた真っ暗な穴に落ちていった)
将「残りの者は引き続き準備に励めっ!トーグ国王陛下の御命令は絶対であるっ」
全「トーグ国王陛下ばんざぁい!」
(王以外は全員ぞろぞろと退出)
(暗転)

Kobolds Ate My Baby!

略称KAMB!だそうな。ナンセンスで笑えるお馬鹿系ゲームは大変好きだし、D&Dコボルドは大いに関係あるので読んでみている。このゲームのコボルドはトカゲ頭ではないがGygax様への愛故に犬頭でワンワンと吠えるんだそうな。すばらしい。

これd20にならんかなぁ、と0.2秒で考えてしまったが、d20バブルが去った今では無理っぽい。50ページ弱と量も少なく易しい英語のルールブックだが、自前で和訳するにはギャグのセンスが良くないと面白さをうまく伝えられないんじゃないか、と思う。でも、殺人的ボリュームの文章に難単語が混じるEberronサプリをゴリゴリ読んで中身に触れずに役立ちそうなレビューを書く、という作業よりかは楽しいだろう、とも思う(笑)

こいつをベースに、Races of the Dragon、このあいだDragon誌にあった冗談記事、2nd EditionのBruce Cordell作Reverse Dungeonあたりを加えて味をつけて、間抜けコボルドPCオンリーセッションを仕上げるのはどうだろう。やりすぎっぽいか。年越しゲーム会までに仕込めねぇかなぁ。

こういうのを現実逃避からの現実逃避と言うんだろうか。